あだち充原作のアニメ『タッチ』第1部第27話までのあらすじと感想
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ネタバレもありだけど、これだけ有名な作品だから気にしないで感想を書いています。
あだち充の野球漫画『MIX』がアニメ化されるというので最近少し漫画を読んで、あだち充の他の野球アニメが見たくなって久しぶりに見ました。
岩崎良美が歌う第1期オープニング主題歌の「タッチ」や、浅倉南役の声優を担当した日髙のり子に憧れていた人も多かったことも懐かしいです。
昔は、幼馴染で家が隣同士で、両家の間に子ども部屋の離れ家があるのにとても憧れたのを覚えています。
簡単なあらすじ
双生児の上杉達也、上杉和也の兄弟のお隣さんに同じ年の浅倉南が住んでいて、3人は一緒に育ってきた。
両家の間に子ども部屋として離れを作って、成長と共にそこは3人の勉強部屋となる。
その頃から、南が女だということを意識しはじめて。兄の達也はいい加減に見られていて、弟の和也は文武両道に優れていて女生徒にもモテモテ。
中学校の3年生から物語りは始まって、甲子園に行くことを目標としている和也と甲子園に連れてってもらうのが夢の南、その二人の邪魔をしないように遠慮しているようないい加減な態度の達也。
そんな双子の兄弟と南との微妙な三角関係と甲子園に行くというのが夢の物語。途中で達也と南の物語になります。
そんな微妙な関係だった三人が
高校時代になると、浅倉南に上杉達也と上杉和也の恋愛感情も大きくなって、和也と南に遠慮する達也が不憫に思えたりしてきて、ここの数話はあまり好きじゃなかったりします・・・。
でも、この高校一年生という時代までのストーリーはやっぱりないとここまで人気はでなかっただろうと思う。
上杉達也、上杉和也、浅倉南、この三人の幼馴染と兄弟として大切な想いなど三角関係の中にもそれぞれを想っている気持ちがあるから、この後の南とたっちゃんに感情移入が出来て面白くなっていくんだろう。
少なくとも私は、双子の兄弟で育って浅倉南との話があって、上杉和也の事故で達也が代わりに南の夢を叶えるという出来すぎた話と言っちゃえばそうだけど
上杉和也が事故に会うまでの話の長さもとても考えられているというか、漫画も昔は全巻持っていて、そこまでの話があったから達也と南の二人になっても後々思い出で和也が出てくるのも理解できたような気がします。
漫画を読んでいた頃はまだ子どもだったから三角関係はあまり気になってなかったけど、子どもの頃も何度も読み返したのは達也が野球をするようになってから巻だった。
達也が高校に入ってボクシング部に入っても人を殴れないというのも人間性がよく分かる。それを一緒に入った中学からの友達だった原田が達也をボクシング部に入れるのに名前を書かせて入れたのはナイスだったし達也のボクシングしている姿も面白かった。
高校生活では、上杉和也と南ちゃんがカップルだと思われてて、南は幼馴染と言っているけど、かっちゃん(和也)とたっちゃん(達也)は見ていると二人とも南が好きなのがわかってしまうよね。
和也が南に好きだと言って抱きしめて、達也にも南が好きで誰にも渡したくないと宣言するけど、達也は・・・
その後、南が高熱が出て達也がレモンをお見舞いに持っていったときに今度は南が「好きだよ、たっちゃん」と告白。
もう、ここらの三角関係は、三人ともが悩んでいて、もし和也が生きていたらどうなってなのかな?って思う~。
そんな中で高校一年生の甲子園地区予選がはじまって、達也のほうはボクシングの試合に出ることになる。
ボクシングの試合で南に勝ってと言われた達也は負けて落ち込んでいるときに、南にキスしてもらう。これが南のファーストキスで、たっちゃんだからキスしたと告白。
とりあえず今は甲子園のことだけを考えて、かっちゃんのことを応援すると言っていた南。
和也もピッチャーとして地区予選を勝ち進むが、キャッチャーの松平孝太郎と話しているときに、コータローが来年もあると言うと、先のことは分からないよという言葉が出るようになっていって。
地区予選を勝ち進んで決勝戦前夜に和也は南に甲子園に行けたら南の婚約者になりたいと言い出す。
それを外で聞いていた達也は南が後で泣いているのを見て、達也も努力してみることを南に約束する。南を幸せにできる男か自分もやってみると言って、南も嬉しそう。
その話を和也も聞いていて、和也も負けないからねと達也に。
地区予選決勝の日に和也は子どもをかばって交通事故で亡くなる。地区予選決勝も和也抜きのメンバーたちの頑張りにもよらず敗退して終わる。
ここまでが第1部で、これから達也と南の物語になっていくのだけど、和也が亡くなったのを初めて漫画で読んだときは衝撃だったのを覚えてます。
この大事な日に死なす?って作者のことを思ったことも。ここから先のストーリーは好きだから、まあいっか。
後に作者のあだち充は、タイトルの「タッチ」には「バトンタッチ」の意味があって、弟の和也は最初から死ぬ設定だったと語っています。
その後、兄の達也にバトンタッチして甲子園を目指すのを最初から考えていたみたい。